脳外科医もつの日常

30代、中堅?脳神経外科医の日々のつぶやき。医療、プライベート、趣味など気ままに書いていきます。

ニキビを治すならケトン食(糖質制限食)がオススメ!!

ケトン食にして3週間が立っています。最近は忙しいし、お酒の消費も増えていますが、なぜか今までしばしばできていたニキビがここ最近できません。

むしろ肌つるつるです。

 

で、私なりに調べてみると、どうやらケトン食はニキビに良いみたいです。

 

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学問的には、

  • インスリンレベルの低下
  • 炎症の改善(ニキビの赤みや腫れがよくなる)
  • IGF-1低下(毛穴が詰まりにくくなる)

などが理由のようですね。

ホルモンの難しい話はここではしませんが、(そして繰り返しますが)

糖質制限により毛穴が詰まりにくく成り、ニキビの赤みも腫れもよくなる!

ということで。

 

 

ケトン食でニキビが出来る人は?

牛乳、動物性脂肪を控えてみよう。

いわゆるニキビの原因となるホルモン類が入っている食品をさけるということのようです。牛乳をココナッツミルクに、動物性脂肪をココナッツオイルやMCTオイルに変えてみましょう。代謝もアップして一石二鳥です。

 

ビタミン足りてますか?

皮脂をコントロール

  • ビタミンB2(卵、うなぎ、レバーなど)
  • ビタミンB6(マグロ、カツオ、鶏ササミなど)

新陳代謝UP

  • ビタミンA(うなぎ、緑黄色野菜、海藻、乳製品など)

抗酸化作用

血液循環改善

 

上記は糖質少ないものを中心にあげてみましたが、面倒くさい人はマルチビタミンのサプリで一発解消です。とくにビタミンCは果物に多いのですが、ケトン食中は果物食べにくいのでサプリで代用がオススメです。

 

糖質制限でよくなる病気もある

2型糖尿病はもちろん良くなるんですけど、多嚢胞性卵巣症候群PCOS)という女性の病気をご存知でしょうか。

私は産婦人科医ではないので詳しくは述べませんが、この病気の女性はややぽっちゃりしていたり、ニキビのある方が典型的です。PCOSもインスリンというホルモンが関わっている点(※)でニキビと共通しており、糖質制限することによりいずれも良くなることが期待できます。

※インスリン抵抗性(インスリンが作用しにくい)が関係していると言われています。

 

ニキビを作らないように心がけることは?

脂肪の多い魚を食べる:

オメガ3系とよばれる脂質は炎症を抑える働きがあり、肌にもいいことは知られています。マグロ、鮭、鯖などオススメですよ。

糖質の少ない野菜を食べる(できれば毎食):

葉物野菜やアブラナ科ブロッコリー、キャベツ、カリフラワー、ケールなど)になります。ホルモンを整え、肌の状態を良くします。

緑茶をとる:

緑茶のカテキンが抗酸化作用があり、肌に良いと言われています。

ダークチョコレートを控える:

男性でニキビを悪くすると言われているようです。

加工食品を控える:

添加物や糖類が使われており、それらはインスリンを高め、炎症を起こしやすくなるようです。

適度に運動する:

インスリン感受性(インスリンの効きやすさ)が改善します。15-30分程度のウォーキングでも大丈夫です。

 

 

 

まとめ

糖質制限することでインスリン感受性の改善、ニキビの赤みや腫れの改善、毛穴が詰まりにくくなりニキビができにくくなります。

また、適宜サプリメントをとったり、脂肪分の多い魚を食べ、運動すればバッチリです。

 

考えてみればケトン食中の私は、

  • 筋トレ 週3−4回
  • 毎日ビタミン+マルチミネラルサプリメント
  • 鯖や鮭などは必ず1食は摂っている
  • 乳製品はチーズくらいしか食べていない(そんなに量は多くない)
  • 葉物野菜、きのこ類摂取が多い(ビタミン摂取、便通◎)

 

だからニキビできにくいんでしょうね。ニキビにいいこと大体していた(笑)

 

では、本日はこのへんで。